私たち王寺動物病院では予防、一般診療、そして高度医療と幅広く飼い主様のニーズに合わせた獣医療を年中無休で行っております。

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尿道閉塞について

尿道閉塞とは?

主に尿路結石が尿道につまってしまったり、前立腺肥大や腫瘍などで尿道が圧迫され尿が出にくくなったり、全く尿が出せなくなる状態のことを言いますが、今回は特に結石が原因の尿道閉塞についてお話します。

尿結石は、オスにもメスにもみられますが、尿結石による尿道閉塞は特に尿道の細いオスに多くみられます。
尿道閉塞で完全に排尿できなくなると、1~2日で急性腎不全と尿毒症が発生し、非常に危険な状態になります。

症状

完全な尿道閉塞になる前には。。。
何回もよくトイレに行く・おしっこが出にくそう・おしっこに血が混じっている、という頻尿・排尿困難・血尿の症状がでます。

こんな症状が出た時点で病院へ!

すでに、完全な尿道閉塞を起こしている動物では、ひっきりなしに排尿姿勢をとりますが、尿はほとんど出ません。
この状態が続くとあっという間に食欲がなくなり、水も飲まなくなり、脱水、嘔吐などの症状も出ます。
そして、尿が出せないため1~2日で急性腎不全や尿毒症に陥り、そのまま放置すれば低体温、ショック、不整脈もあらわれ死に至ります。

治療方法

尿道閉塞を起こしている場合、時として一刻を争う緊急疾患であるため、迅速に処置を行わなければなりません!

ただちに血管確保を行い、場合によっては全身麻酔を行った上で尿道にカテーテルを入れて、尿道閉塞をおこしている結石を除去します。うまく解除できれば、膀胱の中をきれいに洗浄し、カテーテルを留置したまま腎不全の治療と結石をとかす治療を行っていきます。しかし、尿道閉塞が解除できない場合、手術を行うこともあります。

予防法

早期発見が重要になってきます。早い段階での頻尿や排尿困難に気づいてあげることが大切です。いつもと様子がおかしい…、ということがあれば病院へ連れて来てください。また、尿道閉塞にまでならない子でも、尿検査で結石の成分が検出される子がいます。そういう子は、尿結石の元となる成分が出やすい体質のようです。例えば、兄弟で全く同じご飯を食べていても、結石成分は出る子と出ない子がいます。尿結石の成分が普段から尿中に検出される子は、将来はかなりの高確率で尿道閉塞となるので、獣医師と相談の上、特別な食事(処方食)だけを与えなければいけません。食欲、元気具合、尿がしっかり出ているかなど、常に気にしておくことが大切です。

環境を整える
尿道閉塞の多くは、寒い時期、秋~冬にかけて多くなる病気です。【ネコはこたつで丸くなる~♪】と、歌にもあるように寒くなると運動をあまり好まなくなり、飲み水の量も少なくなります。トイレに行くことすらさぼりだす子もいるようです。運動もせず、水もあまり飲まなくなると尿量も減り、排尿の回数も減少すると、膀胱内の尿はより結石が出来やすい尿になってしまいます。膀胱に尿をためておかないためにも…。

1. トイレは常にきれいな状態にしておく(複数いる場合は、飼っている数プラス1個というトイレの数が理想的)

2. 水をいつ、どこでも飲める状態にしておく(水入れの数を増やし、家の中のいろんな場所に置いておく。リラックスルーム、ベッドルームなどにも)

3. できるだけ運動をさせる


などということが大切です。

Posted : 2011年05月26日|Category : 院内新聞